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昨日は、社会人に必要なスキルとして、敬語のお話をしました。
今日はその続きとして、面接の受け方をお伝えします。

高校や大学を卒業して、最初に私達が感じる大きな壁は、就職です。
まずは就職しないと、お金を稼げない。そうすると、生活にゆとりがなくなり、貧すれば鈍するという言葉もありますが、心の状態もすさんでいきます。

心はお空の天気のように、晴れの日もあれば、雨の日もあります。
ですが、あまりマイナスの状態が続くと、抑圧気味となり、うつ状態になりかねません。

そこで、いつでも元気に働ける場所を求めて、社会人として面接を受け続けることになります。

問題は、面接とはなにか、その答えを誰からも教わらずに私達は社会人になります。
面接とはなにか。今日はまずそのお話から始めます。

世の中には、さまざまな仕事があります。
その一つ一つが、役割をもっています。

その役割のことを、使命またはミッションと呼びます。
会社では理念と言う場合もあります。

この仕事は、一体なんのために存在しているのか。
その存在意義を言葉に表したのが、使命です。

そして、その使命に憧れて、あなたはある仕事に就きたいと考えます。
あなたが憧れたということは、他の誰かも憧れるものです。

そこで、その仕事を提供する側は、面接を通して適切な人材を選び、教育するのです。
すでにある仕事で活躍するプロと、あなたのような新人が出会う場所。それが面接です。

では、面接における成功とは何でしょうか。
それは、自分がどれだけこの仕事でお役に立てるかを、どれだけアピールできるかにかかっています。つまり、

面接での成功 ＝ 自己アピール

です。

自己アピールができれば、その面接はうまくいったということです。その結果、採用される場合もあれば、適材適所の法則に則って、採用されない場合もありますが、その時はすぐに次の面接に挑戦します。

自己アピールできれば、あなたとしてはできることをやり遂げたことになります。人事を尽くして天命を待つという言葉通り、あとは面接側が採用するしないを決めるのです。

自己アピールには、2種類あります。
ひとつは、「自己紹介」もうひとつは「志望動機」です。

自己紹介とは、「これまでに何を達成したか」のアピールです。
志望動機とは、「これからこの仕事で何をしたいか」のアピールです。

自己紹介では、例えば、資格やスキルの話をしてもいいし、どのようなビジネス力、人間関係力、問題解決力を身につけたかを話します。

志望動機では、なぜこの仕事を選んだのか。よその会社でなく、なぜこの会社を、部署を選んだのかを明確に伝えます。・・に魅力を感じたのでこの仕事に申し込みました、とアピールします。

割合としては、自己紹介が９０％、志望動機が１０％ぐらい重要です。
自己紹介、つまり過去の自分の実績は、ゆるぎないから、面接官が重要視するのは、圧倒的に自己紹介なのです。

では、具体的には、何をアピールしていくのでしょうか。
大きく分けて、3つです。

１．やる気
２．専門性
３．協調性

やる気は、ほぼ誰もがやる気の状態で面接に挑みますので、普段の健康管理に気をつけ、目的意識をもって生活していればいいです。

専門性は、あなたがどれだけ即戦力があるかということで、年が若ければそれだけ経験は浅いかもしれませんが、それでも、バイトや他の活動を通して、どのような問題解決力を身につけたかをアピールします。

最後の協調性ですが、これは長年の蓄積で培われるキャラクターなので、こちらも普段から他人と強調すること、共感する心を育むよう心がけてください。優しさは強さです。

さて、面接の話はここまでです。

まとめると、面接でやることはひとつ。自分のアピールです。
そして、自己アピールとは、過去をアピールする「自己紹介」と未来をアピールする「志望動機」があります。

最後に、自己紹介と志望動機を通して、面接官が何を見るか。それが、１．やる気 ２．専門性 ３．協調性です。

それでは、次回は、履歴書に関するお話をします。

昔の哲学者が言いました。
「仕事が楽しければ、人生は楽しい。」
今も昔も、真理は変わりません。
楽しい仕事を探しましょう。
楽しい仕事を作りましょう。

以上です。